レース編み製品のお取扱いについて


ふだん、気軽にレース編み製品を楽しんでいただくための、簡単なお手入れ方法を、

以前のブログ記事より下記にご紹介いたします。

 

 クロッシェ(かぎ針編み)、レース製品は、あまり頻繁に洗うものでもないのですが、

軽く洗いたい場合や、折りじわをとる為のアイロンかけの際の注意点など、ご参考までにご一読頂ければと思います。

 

 

 気軽にレース編み製品を(店長日記 2009年12月1日の記事より)

 

 

『レース編みの敷物を使ってみたいけど…』、『飾っているけど、手入れとかはどうするの…』と、いうためらいを

お持ちの方もいらっしゃるようです。

確かに真っ白くピンと仕上げられたものは、もったいない感じ…なんて方もいらっしゃいます。

 実は、もう少し気楽に日常お使い頂けると思いますので、いくつかご参考までに。

 

 

 

我が家では、母が器用でいろいろ手作りしていたせいか

そういえば、レース編みの敷物も、特にどうという主張もなく部屋のあちこちにあしらってありました。

 

汚れると洗って乾かし、アイロンをかけて又飾る…、何も真新しいばかりがいいのではなく、

経年による風合いの変化もなかなか味わいがあります。

 

実際、芸術品は別としても、アンティークレースなどでもそうですが、かぎ針編みによる手作りですから、

もともと完全無欠な出来映えではないのです。

人の手を介した優しさがいいわけですから、もっと気軽にお使いになられてはいかがでしょうか。

 

とはいえ、ダイニングテーブルや汚れやすい所に飾るのは気になる、というのもわかります。

食卓などそういう場合は、ビニールのクロスをかけられると、

ほとんど汚れませんから、気が楽です。ガラスがあれば、その下に置かれても同様です。

また、糊付けしてあれば、汚れは多少つきにくくなるようです。

 

ただ、それ以外の棚や台の上でしたら、そのまま直に楽しまれることをお奨めします。

たまに埃をはらってあげるくらいで充分です。

 

 

 

洗いたい時は、少量の石鹸など(洗剤を溶かした)水にしばらくつけておき、やさしく手洗いか振り洗いします。

手で軽く絞って、タオル等で水気を取り、陰干しします。

その後、多少引っ張って形を整え、あて布をしてアイロンをかけられるといいでしょう。

 

軽く糊付けするなら、スプレータイプが使いやすいです。

(糊付け後のアイロンは、特に、あて布が必要です。焦げやすいので)

 

こちらでは、編み上がると、軽く水通しして、乾かし、その後

丸い型紙に合わせてピン打ちし、糊付け仕上げしてありますので、

ピンとしていますが、私自身も普段は、珍しく洗ってもあとは、アイロンをあてる程度でゆったり使っています。

 

実際、それほど洗濯が必要なものではありませんし、洗うものではありませんから(笑)ご安心ください。

 

なかには、もう古くなったから、シミが目立つからと、染め直してお使いになる方もいらして、

紅茶や珈琲、また玉ねぎなども意外にいい色合いになるとか…。

いつか、調べて試されるのも、面白いかもしれませんね。